第60回日本レコード大賞が30日、東京・新国立劇場で発表され、最優秀新人賞は演歌歌手辰巳ゆうと(20)が受賞した。

平成最後の最優秀新人賞は、現役大学生演歌歌手の辰巳ゆうとが受賞した。総合司会土屋太鳳から発表されると、口に手をやって喜び、さらに盾を受け取ると「ありがとうございました~」と号泣。「感謝の気持ちを忘れずに、賞に恥じない歌手になれるように頑張ります」と決意を語り、歌を始めるきっかけとなった祖父について「終わったら電話で報告します。じいちゃんやったよ!」と話して、デビュー曲「下町純情」を歌った。

辰巳は大阪出身で、「力いっぱい、演歌です!」がキャッチコピーで、昨年2月から東京・赤羽をはじめ大塚、錦糸町など下町を中心に100回以上ものストリートライブを実施。今年1月に「下町純情」でデビューし、同曲は2万枚を突破するなどヒットした。目標は同じ所属事務所の氷川きよし。00年に同賞受賞の先輩に1つ追いついた。