創立105周年を迎えた宝塚歌劇団は1日、本拠地の宝塚大劇場で、新春恒例の鏡開きを行い、花組の柚香光(ゆずか・れい)、月組の美弥(みや)るりか、宙組の芹香斗亜(せりか・とあ)が新年のあいさつを行った。

3人は乾杯の音頭をとり、最上級生の美弥は「昨年は、たくさんの方に宝塚歌劇を愛していただきました。本年もさらに、1人でも多くの方に、笑顔になっていただけるすてきな舞台をお届けできるよう、日々お稽古に励んでまいります」。

今年は花組、宙組の後輩とともに新年のあいさつに立ち「組を越えて、皆様の前に立てるこのような光栄な機会をいただき、本当にうれしく思います。皆様に、今年もたくさんの幸せが降り注ぎますよう心からお祈り申し上げます」と、祈願した。

芹香は干支(えと)にちなみ「2019年も、皆様の愛におこたえできるよう、感謝の気持ちをもって、イノシシのように駆け抜けてまいりたいと思います」。

最若手の柚香は「今年(新年19年)の年末に、1年を振り返った時、この舞台が好きだったな-と、お客様の心に残るような作品をつくってまいりたいと思います」と誓った。