演歌歌手水森かおり(45)辰巳ゆうと(20)が2日、東京・銀座の山野楽器で、新春イベント「銀座初うた2019」に出演した。

昨年で16年連続のNHK紅白歌合戦出場を果たした水森は、イリュージョンに挑戦したステージを「何度も練習した中で、一番うまくいきました」と振り返った。タネ明かしを聞かれると「言いたいけど、固く止められていて…」。紅白恒例の仕掛け衣装も、今年は自ら演出に参加しなくてはいけないため、普段の歌唱以上に緊張したという。「今までは自分はいるだけで、スタッフさんが頑張ってくださったけど、今回は自分も(演出を)頑張らないといけない。練習が始まってから眠れなくて、失敗する夢で目が覚めるんです」と、夢にうなされる日々だったことを打ち明けた。生傷も絶えず、腕だけでなく、しりにあざができているという。「見せたいくらいだけど、見せられない(笑い)」。

今年は1月22日に長野・伊那市の桜の名所・高遠を歌った「高遠さくら路」を発売する。「水森さんの桜は?」と定番の結婚ネタを振られると、「まだまだですね、満開になるには…。どうしよう。はやぶさ、(岩佐)美咲ちゃん、ゆうと君に先を越されたら耐えられないかも」と、所属事務所の若手演歌歌手の名を挙げ、危機感を口にした。辰巳から「お待ちしてますから」とフォローされると、水森は「一生行けないかもしれないよ?」と笑わせた。

辰巳は、昨年度の第60回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞した。「去年1月にデビューさせていただいて、1日1日が充実して、1年が終わってしまった。あっという間でした。光栄ですし、応援してくださる皆さん、関係者の皆さんのおかげです。これからも感謝をお伝えしたい」と謙虚に語った。