来年2月に抜てきで真打ち昇進が決まっている講談師神田松之丞(35)の「慶安太平記」完全通し公演が5日、東京・東池袋のあうるすぽっとで始まった。

幕府転覆をはかる由井正雪の波瀾(はらん)万丈の生涯を語る「慶安太平記」(全19席)を5日間連続で通し上演するもので、A日程(5~9日)B日程(10~14日)ともに即日完売の人気ぶり。松之丞は「『慶安太平記』は最初と最後が美しい。カタルシスがあって、通ったかいがある話と思います」。