女優竹内結子(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(木曜午後10時)の第2話が17日に放送される。

竹内が演じるのは、鈴木法律事務所・危機管理部リーダーの氷見江。法廷ではなくスキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士で、情報操作のプロ“スピン・ドクター”としてクライアントを窮地から救ってきた天才トラブルシューターだ。

6年ぶりの地上派連ドラ主演となる竹内は「お芝居の仕事をストップさせていたわけではないので、私自身は久しぶりという感覚はありません。でも、いざスタジオに来てみると“テレビのお仕事だな”という、実感がわきました。現場の雰囲気は穏やかですし、気負うことなく撮影に臨めています」。スキャンダル嬢を専門に扱う弁護士という役柄には「スキャンダルの裏側であらゆる情報を操作し印象を変えていく、いわゆるスピンドクターという職業なのですが、聞きなれない言葉ですよね。どちらかというと内助の功というか、自分が前に出ていく人というよりは、表に立つ人を仕立てる側という印象です。ドラマでいうとプロデューサー、私に例えて言うのならばマネジャーとか、仕事面のサポートだけでなく、生活面でもブレーンになってくれるような人というイメージですね」と話している。

第2話では、鈴木法律事務所・危機管理部リーダーの氷見(竹内)のもとに新たな案件が持ち込まれる。やって来たのは、大手広告会社の人事部長・藤原貴美子(国生さゆり)とクリエーティブディレクター谷正輝(波岡一喜)。谷の契約社員へのセクハラ疑惑が週刊誌「週刊文新」に掲載されたことで、広告の仕事に支障をきたしていた。谷と貴美子は事実無根を訴えるが、すでに問題はSNSなどでも拡散され、広告会社側は圧倒的に不利な状況にあった。氷見は状況把握のため広告会社を調査すると告げる。

与田知恵(水川あさみ)と藤枝修二(中川大志)が広告会社に赴き、社員たちに話を聞くのだが、谷のセクハラについての証言は得られない。その頃、氷見は「週刊文新」の編集部を訪ねていた。敏腕記者の東堂裕子(泉里香)の紹介で編集者・堀川太郎(津村知与支)に接触した氷見は、谷の被害者が暴露本を出版しようとしていることを知る。一方、与田は貴美子から谷の被害者の名を聞き出すことに成功する。

氷見と与田は被害者の女性、佐藤瑠璃(成海璃子)に会う。氷見は金銭的な解決での出版中止を求めるが瑠璃は拒否。金の問題ではなく、谷に謝罪して欲しいと言う。氷見は瑠璃の言葉を貴美子に伝える。