13日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「3年A組-今から皆さん、人質です-」(日曜午後10時30分)の第2話視聴率が10・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話の10・2%に続き2話連続で2ケタの好発進だ。

同作はドラマ「家族ゲーム」などを手がけた武藤将吾氏脚本のオリジナルストーリー作品。卒業まで残り10日間となった高校を舞台に、1人の教師が29人の生徒を人質にし、ある真実と向き合う姿を描く学園ミステリー。菅田将暉演じる美術教師の柊一颯が、永野芽郁演じる茅野さくらたち生徒に「今から皆さんは、僕の人質です」と宣言する。

3年A組の生徒には注目メンバーが名を連ねる。男子生徒では学校一の悪大将甲斐勇人役にGENERATIONSの片寄涼太、電脳部所属西崎楓役を今井裕貴、バイクとバイトに明けくれる中尾蓮役に三船海斗と、若手注目株がラインアップ。女子生徒では読者モデルでクラスメートの憧れ的存在の諏訪唯月役を今田美桜、ダンス部所属の宇佐美香帆役を川栄李奈、自殺した孤高の少女景山澪奈役は上白石萌歌が演じる。

捜査一課五十嵐徹理事官を大友康平、瀬ケ山署生活安全課の郡司真人を椎名桔平が担当する。

第2話は、柊が魁皇高校3年A組の生徒たちを人質に取り、立てこもってから一夜が明けた。郡司は柊の身辺を調べ始める。柊が以前勤めていた学校を訪ね、彼の意外な正体を聞く。

一方、3年A組の生徒は、景山の自殺理由の正解を答えられず、柊の命令に従うしかなかった。

2日目。最後の授業の2問目として、柊はSNSに投稿された景山の動画が、一部加工されたフェイク動画だと告げる。しかも、その投稿者が、この中にいると断言。「夜8時までに名乗りでなければ、この中の誰かが死ぬ」。

柊に「どこまで知ってんの」と詰め寄る宇佐美。その会話を聞いていた茅野と諏訪。そして、柊に襲いかかる甲斐ら。その間に美術準備室に男子生徒が潜入を試みるが失敗する。

「相良文香」を名乗り電話する郡司に動揺する柊。その隙をついて男子生徒が柊を襲い起爆装置を奪う。だがそれは偽物だった。

「ハッタリだ。お前は誰も殺せない」。そう迫る甲斐と柊のチキンレースの中、「みんなが助かるには名乗り出るしかないんだよ」と叫ぶ諏訪。クラスの緊張感が高まる中、茅野が名乗り出る。だが、「ばっかみたい」と不敵に笑う宇佐美が「私だよ。私が“やり逃げX”で~す」と告白する。澪奈が茅野と親しくするのが許せなかった宇佐美。柊は、宇佐美に対する最後の授業を行う、という内容だった。