タレント大竹まこと(69)が15日、都内で、文化放送定例社長会見にゲストとして出席した。07年5月からパーソナリティーを務める「大竹まことゴールデンラジオ!」(月~金曜、午後1時)が17日の放送で3000回を迎える。当日はTBSラジオの顔とも言われる伊集院光がゲストで出演する。

大竹は3000回を迎えるにあたり「2、3年で終わると思ったが、いろいろあって今日までやっている。受験の18歳の時、ラジオを聴き、将来こんなことができたらと夢を抱いていたら、まさか自分がパーソナリティーを務め12年もやれるとは思ってもいなかった。時には俺がラジオと叫んだこともあった。ラジオがこの先、どうなっていくか分からないが、衰退する予想はたつが、2011年3月11日、生放送をしていました。それからラジオが身近な存在になってきたかなと思う。この後も市井の人と一緒にラジオをやっていけたらなと思います」とあいさつした。

また、東日本大震災で家族の多くを亡くした被災者と会って話を聞き、大竹は「楽しければいいというようないいかげんな放送しかしていなかったが、いろいろ考えるようになった」と語った。

今後については「そこに行けばそこで力を発揮するのが私の立場。思っている事、やりたい事は心の中にあるが、やれと言われれば続ける。もういいよと言われたら、ああそうですかと、しようと思っています」と語った。

昨年は腰椎分離症の治療で入院し、約1カ月、番組を休んだ。現在の状況には「腰は使えるほどは良くないが、今は回復しています。左足に若干のしびれは残っているが、番組に支障はない」とした。

伊集院については「この間、ラジオを聴いていたら、お年寄りの所まで中継で話を聞きに行っていた。いいなと思った。伊集院さんはラジオをよく分かっている。見習いたい」とした。