女優真矢ミキ(54)主演のフジテレビ系連続ドラマ「さくらの親子丼2」(土曜午後11時40分)の19日放送の第7話の視聴率が3・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と21日、分かった。前回の3・3%より0・3ポイント、アップした。

初回から3・8、3・5、3・0、3・3、4・2、3・3%だった。

一昨年10~11月に放送された連ドラの第2弾。真矢が演じるのは、親から虐待を受けた子どもたちが一時的に避難、保護される子供シェルター「ハチドリの家」の食事スタッフ・九十九さくら。子供たちに食事を提供しながら、問題解決に立ち向かっていく。

第7話では、「ハチドリの家」では、入居してから2カ月くらいの間に次の進路を決めることになっている。弁護士の三谷桃子(名取裕子)は入居者1人1人と、今後の進路について面談する。そんな中、中里拓士(浦上晟周)は以前からの夢を桃子に打ち明ける。拓士の希望は、LGBTの街、新宿2丁目でダンサーを目指して働くことだった。桃子は男性的な生き方に違和感を抱く拓士の思いは理解しつつ、厳しい世界であることを伝えた上で、昔からの知り合いがやっている店を拓士に見学させることに。

弁護士の川端哲也(柄本時生)に連れられ、桃子の友人ゆっきーママ(中村育二)のショーパブを訪れた拓士は、女装の男性ダンサーが繰り広げる華やかなダンスに目を輝かせる。しかし、男性に対する違和感も女性的な美しさへの憧れも理解せずに自分を罵倒した、と両親に対する憎しみを吐き出す拓士に対し、ゆっきーママは「あなたは親から愛されることだけを望み、あなたが親を愛していない」と突っぱねた。「愛はあげなきゃもらえないのよ」。ゆっきーママの言葉が拓士は理解出来ない。その意味が分からない子は世話できないと、拓士はゆっきーママに拒絶される。

「ハチドリの家」に戻った拓士は、さくら(真矢)に「愛をあげる」とは何かと聞く。そこでさくらから親子丼に込めた思いを聞いた拓士は、「愛をあげる」ことを知るために、さくらに親子丼の作り方を教えて欲しいと頼んだ。