タレント麻木久仁子(56)が17日、東京・恵比寿「シロノニワ」で行われた料理研究家・祐成陽子氏(80)の著書「どうせなら、笑っていきていく」(光文社刊)の出版記念パーティーで祐成氏と「笑っておいしい人生の楽しみ方」をテーマにトークショーを行った。

麻木は、祐成氏が主宰する「祐成クッキングアートセミナー」の57期生で、国際薬膳師の資格を取得した。

また、祐成氏は「フードスタイリスト」という概念を広めた人物として知られており、同セミナーからは、麻木をはじめ、料理研究家・寺田真二郎氏、フードコーディネーター・ほりえさちこ氏らを輩出したほか、4000人以上の生徒を送り出している。

同書には祐成氏の数々の名言が収録されているが、麻木はトークショーで、「私のお気に入りは『迷ったらGO!』です。脳梗塞や乳がんを発症した経験から食事を見直そうと思い、薬膳を学ぼうと思ったんです。でも、薬膳は地味なイメージがあって、それを華やかにしたいなと考えました。その時に誰に教えてもらおうと考えて先生(祐成氏)に教えていただきました」と祐成氏とのなれそめを披露。

「でも、セミナーを卒業したものの、私は料理の世界は初めて。さらに、50歳を過ぎて新しいことをやるのが怖かったんです。薬膳教室を開いても『生徒さんが来てくれるかな』とすごく不安だったんです。でも、その時に『何を迷っているの。迷ったらGOよ』と先生に背中を押していただいて。それで、教室を開くことができました」と教室を開くまでの経緯を明かしたが、今やその薬膳教室はキャンセル待ちの大盛況だという。

さらに「先生を見ていると、私は56歳ですけどまだまだ小娘という気にさせてくれる」と80歳になってもチャレンジ精神旺盛な祐成氏に大いに刺激を受けている様子。

トークショーの最後に祐成氏から「商いは飽きずにやること。飽きずにやっている人が最後には勝っている」という名言をもらい、「飽きずに(薬膳教室を)頑張ります」と誓っていた。