18日放送の北大路欣也(75)主演のテレビ東京系ドラマ「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」(金曜8時)の初回平均視聴率が8・3%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。好スタートをきった。

北大路演じる車いす生活を余儀なくされた新宿東署の定年間際の刑事、鬼塚一路が、持ち前の記憶力で事件解決に挑む新作ドラマ。昭和と平成の新宿を脳内に描き出すことのできる能力を武器に、手付かずだった事件の真相を明らかにしていく。共演はキャリア刑事官、神啓太郎を演じる風間俊介、刑事志望の遠山咲を演じる上白石萌音。

北大路は、車いす生活ながら職務を全うしようとする鬼塚について「自分の経験を生かすために、与えられたチャンスをビッグチャンスだと思って再挑戦する。そんな仕事人だと思います」とコメント。「これから体感する鬼塚の物語を共に楽しんでいただきたい」と話している。

初回は2時間スペシャルで放送。定年間際の刑事、鬼塚一路は、東京・新宿の早稲田通りで発生した通り魔事件の知らせを受け現場に急行する。鬼塚は人並み外れた土地勘で犯人を確保。しかし格闘中に負傷し、腰椎損傷の重傷を負ってしまう。

1年後、車いす生活となった鬼塚は新宿東署の刑事課司法係長として再任用される。着任早々、鬼塚は自分が刺されたビルの屋上から男が転落死した事件を不審に思い、部下の遠山咲と刑事官の神啓太郎と捜査を始める。