歌手の坂本美雨(38)が29日、母でシンガー・ソングライターの矢野顕子(63)が、2020年12月31日をもって活動を休止すると発表した、嵐に関するツイッターでの発言で、一部のSMAPファンから批判を受けて謝罪した件について、ツイッターで「本当にSMAP好きだった人なら、彼女に悪意がないことくらい、わかるでしょうにねぇ」と理解を呼び掛けた。

さらに坂本は「実家ではね、彼女が番組出た時のみんなとの記念写真がずっと飾られていたなー」ともツイートした。矢野顕子はフジテレビ系「SMAP×SMAP」に出演し、自身の局「ひとつだけ」をコラボで歌ったこともあり、共演時に撮影した写真が実家にあることを明言した。また「しあわせが逃げてゆかないように いつまでも僕等笑って暮らそうよ あー いい曲」と、95年のSMAPの曲「しようよ(Let's do it)」の歌詞も紹介した。

矢野は28日にツイッターで「嵐は偉い。2年間もちゃんと仕事をする約束をした。スマップの最期を間近で見ていたであろう、あれを踏襲せずに、自分たちに見える部分も見えない部分にも、できるだけ配慮をして。ファンになっちゃいそうだわ」とつづった。SMAPの解散を引き合いに、活動休止を発表した嵐のスタンスをたたえた矢野のツイートに対し、「どうして引き合いに出すのでしょうか?どちらのファンもそれぞれの思いがあります」「SMAPファンならずとも彼らの終わり方は本人たちにとって不本意なものだったかも?とは想像できませんか?」などとSMAPファンからのものと思われる批判ツイートが相次いだ。

矢野は当該ツイートを削除した上で、「スマップのファンの人たちの気持ちを逆なでするようなツイートをしちゃってごめんなさい」と謝罪。「日本語の文章の書き方にも、もっと配慮が必要でしたね。人生、まだまだ学ぶ事がある、と反省するいい機会になりました」と、日本語の書き方も含めて反省したとツイートした。

さらに「嵐に関するツイートで意図せぬ伝わり方をしてしまったため、とても驚いてしまいました。どなたのことも傷つける意図は全くありませんでしたので申し訳なかったです。スマップってずうっとファンの人達の心の中に一ミリも欠ける事なく存在しているんだ、ということがよくわかりました」と、SMAPファンに対し、傷つける意図がなかったことを重ねて強調していた。

坂本のツイートに対し「矢野さんは素直な気持ちをツイートしただけで悪意は感じなかった」「自分も純粋に同じことを思った」など、矢野のツイートに賛同する声があった。