30日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」(水曜午後10時)第4話の視聴率が10・7%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・7%、第2話も12・9%、第3話は11・4%と2桁を維持している。

同作は16年放送「家売るオンナ」の続編。前作はシリーズ平均視聴率11・5%を記録した人気作。「私に売れない家はありません」と豪語する北川景子演じる三軒家万智が、客の個人的な問題に容赦なく関わり、型破りな手段で家を売りまくるが、その働き方、生き方に周りの人間も影響を受けて感化されていく。

三軒家と結婚した屋代大(仲村トオル)、テーコー不動産新宿営業所メンバーには足立聡(千葉雄大)、庭野聖司(工藤阿須加)、宅間剛太(本多力)らに加え、宅間と離婚した白洲美加(イモトアヤコ)、BARちちんぷいぷいのママ球城こころ(臼田あさみ)などおなじみのメンバーが出演する。また、三軒家のライバル留守堂謙治役を松田翔太が演じる。

第4話は、働き方改革で残業を減らすことと売り上げを上げることの板挟みで苦しむ屋代は、鍵村洋一(草川拓弥)を成長させたいと庭野に頼る。

三軒家は定年を迎えた山路功夫(佐野史郎)から娘夫婦の家の相談を受ける。勤労を美徳とする山路とは対照的に、娘婿の健太郎(田中健太郎)は上昇志向のない若者。娘の花(北原里英)も、父の薦める資産価値のある家はダサいという。接客の同席していた鍵村は、娘夫婦からおしゃれな家を探してほしいと依頼を受ける。

一方、三軒家に勝ちたい足立は、会社に縛られない留守堂の働き方に憧れる。 そんな中、鍵村が「俺、売りました。三軒家チーフのお客さんでしたけど、俺が売りました」と宣言する。急変した鍵村に驚く一同だが、三軒家は顔色一つ変えずに出かける。

三軒家は山路夫妻に住み替えを提案する。「パパ、私たちの家を買ってくれないなら縁切るから」という花に三軒家は、「お金でしか結ばれていない縁なら切ってしまえばいいでしょう」と宣言し、山路夫妻に喫茶店兼自宅の家を売る。

その足で満島夫妻に家を提案する三軒家。満島夫妻が「買います」と言った直後に留守堂は現れる。「このお部屋、345号室ですよ」と告げると花は「いやだ、縁起が悪すぎる」と頭を抱える。健太郎が二股をかけていた女性の名前が“みよこ”だったのだ。

「ご安心ください。全く同じ部屋を用意しています」。そう言って留守堂が紹介したのが830号室だった。矢沢永吉ファンの夫妻にとって、830はラッキーナンバーだった。白州の裏切りもあり、三軒家がまさかの敗北を喫する、という内容だった。