Hey! Say! JUMP薮宏太(29)が31日、大阪市北区のカンテレ(関西テレビ)で、主演を務める関西テレビ放送開局60周年記念ミュージカル「ハル」の取材会を開いた。

同公演は東京・赤坂ACTシアター(4月1~14日)、大阪・梅田芸術劇場(同22~28日)で上演される。

演出を栗山民也氏(66)が手がけ、ストーリーから音楽まで、ゼロから作り上げるオリジナル・ミュージカル。薮は、病を乗り越えボクシングにひかれていく高校生の主人公を演じる。

約10年ぶりのミュージカル出演となる薮は、カンテレの節目の記念公演に「ほんとに光栄なこと」と話し「(僕の)平成最後のミュージカルになると思う。時代の移り変わりに不安を抱える人の背中を、自分が押せるようなミュージカルにしたい」。力強く意気込みながら「僕らの(グループの)名前も「Hey! Say! JUMP」で人ごとじゃないんで」と笑わせた。

一方では「この舞台を見て、(グループに)こういう子がいるんだ、もっと応援してあげたい、って思ってもらえるようなミュージカルにしたい」とも話した。

今作は原作も無く「ほんとにゼロからのスタートなんで、すごく不安な部分もある」とも吐露。その上で「逆に言うと、ゼロからだからこそ、何でもできる。全部ゼロからなんで、何を足してもいいっていうのが、オリジナルの魅力だと思う。不安をプラスにポジティブに変えられるように頑張っていきたい」と語った。

役柄から、ボクシングジムに通い、食事制限をしているという薮。主演が決まってからは、グループのコンサート時に用意される食事の中に、白米に加えて玄米も並べられた。

「最初は白米の方が減りが多かったんですけど、だんだん(メンバーの)みんな僕に感化されたのか、玄米の減りが多くなってビックリしてます」

仲間思いのメンバーに「みんなが一緒にやってくれるのは心強いです」とうれしそうに笑った。

この日は薮の29歳の誕生日で、サプライズでケーキが用意された。豪華な誕生日ケーキに感激し「(今年は)20代最後なので、20代悔いのないように頑張りたい。まずは29歳、1発目のミュージカル(ハル)を成功させて、30代に向かってどんどん突き進んで行ければ」と話していた。