稲垣吾郎(45)が31日、大阪市内で主演映画「半世界」(阪本順治監督、2月15日公開)の舞台あいさつに登壇した。

同作は阪本監督のオリジナル脚本を映画化。昨年の東京国際映画祭では観客賞を受賞した。39歳という人生の折り返し地点を迎えた幼なじみ3人の友情や葛藤を描く人間ドラマ。山で黙々と炭を焼く主人公、紘を演じた稲垣は「炭とか火はすごく落ち着く。以前から興味があった。子どもの出産みたいだった」。地道な作業が必要な炭焼き職人の仕事に感銘を受けたという。

稲垣はSMAP解散後、元メンバーの草なぎ剛(44)と香取慎吾(42)の3人で「新しい地図」として活動している。幼なじみ3人の強い絆を描く同映画の出演の話があったのは「一昨年9月、10月ぐらいだった。新しい地図を発表するのと同じぐらいだった」と振り返った。

稲垣は「この映画は備長炭の話ではないですが、監督、すべてのスタッフとわが子のように育て上げた作品です」とPR。あいさつ終了後、嵐の活動休止について質問しようとした報道陣をスタッフが制止。「稲垣さん…」の呼びかけには応じなかった。

※「草なぎ」の「なぎ」は弓ヘンに前の旧字体その下に刀