児童虐待問題に取り組んでいるタレントの真鍋かをり(38)が、千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡した事件をめぐり、野田市教育委員会の対応を「重大な過失」と批判した。

真鍋は1月31日にツイッターを更新。心愛さんが2017年11月に「父からいじめを受けている」と回答した学校アンケートのコピーを、市教育委員会が父勇一郎容疑者(41=傷害容疑で逮捕)に渡していたことについて、「勇気を振り絞って先生に助けを求めたのに。大人というものに絶望感を抱きながら亡くなったかと思うと辛すぎます。市教委の対応は重大な過失」と市教委の対応を批判。「国や自治体はこのようなことが絶対に起きないような仕組みを作ってください」と訴えた。

また真鍋は、「昨年、目黒区の虐待死事件を受けて一気に世論が高まり、政府は緊急対策を打ち出して人員や予算も大幅にアップしました。まだ充分とは言えませんが、それでも前には進みました」と、児童虐待問題を取り巻く現状を伝え、「声をあげ続けることは大切。ひとりでニュースを見て辛がるより、誰かと話したりSNSで声あげましょう」と呼びかけた。