お笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の田中一彦(41)が5日、大阪・なんばグランド花月で行われたピン芸日本一を決める「R-1ぐらんぷり2019」の準々決勝でまたも相方イジリ芸を披露し、準決勝進出を決めた。

田中の相方、武智正剛は昨年末にコンビで出場した「M-1グランプリ2018」決勝の審査を巡り、SNS上で審査員の上沼恵美子に暴言を吐き、騒動を起こした。

田中は今大会1回戦からこの騒動をネタにして笑いに変え、自己最高の3回戦進出だった14年大会の成績を更新し、準々決勝まで駒を進めてきた。

この日も田中は、開始早々に武智の顔が印刷された写真を客席に向けると「2度と偉そうにすんな!」とビリビリに破り捨て、会場から笑いが起きた。その後何事もなかったかのようにネタを始め、その姿も笑いを誘っていた。

この日発表された、田中を含む準決勝進出者30人は15日に、大阪・なんばグランド花月で決勝進出を懸けてネタを披露する。