女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の6日に放送された第106話の平均視聴率が21・5%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)は、思い付きで出来たラーメンの常温での保存方法をいろいろと考えていった。まず初めに塩漬けはしょっぱくて失敗。今度は、麺の水分を抜くことを目的に天日干しや陰干しと試したが、やはりうまくいかなかった。学校でいじめられていた子どもらからも、「まだできないの?」とせかされた。一方、香田家では、忠彦の前でモデルの木ノ内秀子(壇蜜)が踊って以来、忠彦は殻を破れずに悩んでいたが、翌日、キャンパスを前にした忠彦は、新境地に達したのか、これまでに描いていた人物画ではなく、彼女の情熱をキャンパスに描いたという抽象的な絵の「踊る女」を描きあげた、という内容だった。