ビートたけし(72)が6日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に生出演した。

たけしはテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」で共演する大竹まこと(69)を前に、18年4月にオフィス北野から独立し「T.Nゴン」を立ち上げたことについて「いいね~事務所は独立すると! 笑うね。お金取られない(笑い)」と笑い飛ばした。

たけしは、大竹から「たけしさん知らないところで何十人、何百人も後ろで食ってますからね」と突っ込まれると「俺200冊近く本書いて、映画とか撮って、絵とか写真のいろんな権利が発生してるらしいんだけど、それが前は事務所に入ってたから、それが今、俺んところに入るようになったじゃん。もう働かなくていいやって」と笑った。大竹が「権利は死んでから70年間続きますからね」と続けると、たけしは「どっか寄付しないとしょうがないな、これ」と寄付行為も視野に入れていることを示唆した。

寄付を口にしたことを受けて、大竹から元付け人で駐日ベナン大使にもなったゾマホン(54)に、どれくらい援助したかと聞かれると「あいつには1億円ぐらいあげてるんじゃないかな」と明かした。その上で「ベナンはひどい国だよ、国家予算3億円いかないのに国会議員に立候補するのに3000万いるから誰も国会議員になれない。大統領があげてるんだって。独裁政権みたいなもんだよ。自分の息がかかったやつしか立候補してないんだから。ゾマホンだけが一生懸命日本でお金集めて立候補してるわけ。ゾマホンが1番人気で、立候補してもあいつ暗殺されんじゃないかな」と語った。

「ビートたけしのTVタックル」の思い出話にも花が咲いた。大竹が「『TVタックル』の昔の時は2人とも本当に若くてね」と切り出すと、たけしは「タックルって最初、関口宏さんだった。あの人、面白いですよね。台本が一応あったんだけど、本番になって俺が関係ないこと言ったら『あれ』って言って帰っちゃった。『打合わせ、俺はしてない』って言って」と、1989年(平元)7月の番組立ち上げ時、ともに司会を務めた関口宏が翌90年3月に降板した裏話を明かした。

大竹は、たけしの話を聞き「私がその2、3年後に参加するんだけど、あんまり台本関係ない番組だった」と笑いながら振り返った。たけしが「台本作家がいて、『たけし登場など』ってその“など”が書いてないんだから」と笑うと、大竹も「面白くよろしくみたいな」と切り返し、たけしが「『適当に』って書いてあんの」などと言い、笑い飛ばした。