歌手ASKA(60)が6日、東京・オリンパスホール八王子で「ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA-40年のありったけ-」初日公演を行った。

このツアーは、13年3月以来、約5年11か月ぶりとなる自身のバンドツアー。17年制作の「未来の勲章」などのソロ曲、CHAGE and ASKAのヒット曲「LOVE SONG」「MOON LIGHT BLUES」など22曲を披露。ワインカラーの衣装で、スタンドマイクを両手で握って歌唱する独特のスタイルと伸びやかな歌声で、ファンを“ASKAワールド”に一気に引き入れた。

「ようこそ~。待たせたね~」の第一声の後、「(昨年11月からの再始動後初のコンサートツアー)ビルボードクラシックス、あれがなかったら、ぼくは今日ここに立ててなかった。ラッキーだった。八王子生まれ? のぼくですが、今日は最高のラブラブショーにしましょう」と冗談を織り交ぜながらあいさつ。

コンサートの途中では「今日、玉置浩二が来てくれているんだよね」と、客席で見ていた玉置浩二をステージに上げ、「2人でいい曲を作ったんだよ」と2人でその一部を披露。サプライズにファンも大盛り上がりだった。

ASKAは、14年に覚せい剤取締法違反(使用、所持)などの罪で懲役3年執行猶予4年の有罪判決が確定。一時は引退を考えたこともあったが、18年9月末に執行猶予が明け、同10月から本格的に音楽活動を再開していた。

今ツアーは、東京、横浜、大宮、福岡、広島、高松、名古屋、静岡、大阪、神戸、新潟、宇都宮、仙台の13都市14公演に加え、東京、大阪、愛知の追加公演も決定。約5万人を動員予定。6月には台湾、香港公演も控えている。