「団塊の世代」の名付け親で、経済企画庁(現内閣府)長官を務めた作家・経済評論家の堺屋太一(さかいや・たいち)さん(本名・池口小太郎=いけぐち・こたろう)が8日午後8時19分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。83歳だった。

訃報を受け、堺屋さんの小説が原作の96年放送のNHK大河ドラマ「秀吉」に主演した竹中直人(62)がコメントを寄せた。

堺屋さんと初めて出会ったのは遠い昔、大河ドラマ「秀吉」の時でした。堺屋さんが撮影現場に訪ねていらした時、ぼくが演じるむちゃくちゃな秀吉を堺屋さんならではの柔らかな笑顔で見つめてくださり、気の小さなぼくに勇気を与えて下さいました。あの頃ご一緒させて頂いた方々が去って行ってしまう事はとても切なく寂しい限りです。堺屋太一様のご冥福をお祈り致します。