女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の12日に放送された第111話の平均視聴率が21・6%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、油で揚げることで出来たラーメンの麺だったが、萬平(長谷川博己)は揚げる方法の最善策を模索し始めた。油に入れた際に広がるのを防ぐため、まずは金枠を作り試してみた。結果は中まで揚がっておらず失敗。そこで金枠の大きさや麺の長さを変えて試したが、納得いくものにはならなかった。いろいろと試行錯誤し、ちぢれ麺にしたものを試すことになった。福子(安藤サクラ)や生活の援助を受けることになった真一(大谷亮平)と共に試食すると「おいしい」と絶賛。しかし萬平はこれでも納得せず、「生地を一から作り直す。油で揚げてうまくなるように逆算して考える」と初めから作り直すことを話した、という内容だった。