野村萬斎(52)主演の映画「七つの会議」(池井戸潤原作)が動員100万人を突破し、13日、都内で御礼舞台あいさつが行われた。

野村は「目の焦点が合わないくらい顔を近付けてにらみ合うシーンもありました。リピーターの方が多く、中毒性の高い映画です。もっともっと中毒を広げたい。エゴサーチをしても熱い声が多かった」と笑顔を見せた。及川光博(49)は「自分のキラキラを懸命に抑えた。老後の自慢話になりそうな映画」と続けた。

藤森慎吾(35)は「映画を見終わった人から『お前クズだったねえ』と言われる。役になりきれた証拠だと思います。母には『お前は本当はいい子なのに』と同情されました」と演技に自信をもった様子だった。朝倉あき(27)は「(劇中の)ドーナツ売りも懸命でした」と緊張気味に役柄を振り返った。福澤克雄監督(55)は「池井戸先生の作品だけに当たらなかったらどうしようと思っていた」と胸をなで下ろしていた。