稲垣吾郎(45)草なぎ剛(44)香取慎吾(42)が16日、東京・武蔵野の森スポーツプラザで、3人によるプロジェクト「新しい地図」として初のファンミーティング「NAKAMA to MEETING_vol.1」を開催した。

この日は2公演で1万6000人を動員。歌やダンスを披露し、ゲーム企画などでファンに感謝を伝える一方、公演後には、来年末で活動休止する嵐についても語った。

ファンミーティング後に取材に応じた3人は、活動休止を発表した嵐についてコメントした。香取は「僕らの仕事は支えてくれるファンが一番大事。皆さんの笑顔のために頑張って欲しい」、草なぎは「長い間活動できるのは、見てくれるお客さんがいるから。みんなが幸せになる道を選んで」、稲垣は「5人で決めたことなので、信じて頑張って」と、それぞれのメッセージを送った。

SMAPが解散し、3人が17年9月にジャニーズ事務所を退所後、「新しい地図」として初のファンミーティングだった。大歓声に迎えられると、稲垣は「この感じ久しぶり。出てきた時にウルッときちゃった」。香取は「こんなふうにみんなと会える時がくるとは、1年前は思いもしなかった」と感慨深げに語った。

イベントでは「雨あがりのステップ」などの楽曲を披露。ファンミーティングらしく壇上にファンを呼び込んでゲーム企画も行われた。ドームクラスを埋めてきた3人にとっては、新鮮な距離の近さ。客席からの声掛けに気軽に応じ、ファンとの交流を楽しんだ。

この日に向け、3人で企画を考えたという。ファンミーティングの想像がつかず、香取は「ネットで検索した」と笑った。大観衆を前に「普通に緊張した」という稲垣は「パワーをいただける、愛されてるなと実感が湧く場です」。3人でのコンサートは未定も、草なぎは「同じステージはない。感じる熱量に集中していきたい」と力を込めた。

終演後、3人は会場出口でファンを見送った。「新しい地図」の立ち上げから1年5カ月。香取は「僕らの全てがファンの皆さんで作られている。感謝の場が作れてうれしい」。今後は全国22公演で12万人以上を動員予定。 【遠藤尚子】