口腔(こうくう)がんを発表した堀ちえみ(52)に、親友からエールが送られた。1983年(昭58)にTBS系ドラマ「スチュワーデス物語」で共演したタレント白石まるみ(56)が20日、日刊スポーツの取材に「絶対に治ると信じています」と話した。

82年に歌手として同期デビュー。「スマホをいじってる時にニュースで知ってビックリ。心臓がバクバクした。ちえみは小さくて、ぬいぐるみみたいにかわいかった」と話した。

「スチュワーデス物語」では、堀が演じた主人公・松本千秋の同期の訓練生・中島友子役。「ドジでのろまな亀」の千秋が落ち込む中、「千秋、ガンバ!」と励まし続けた。「すごい頑張り屋さん。売れっ子アイドルで、寝る時間もあまりないのに元気で、ちえみがいると周りがパーッと明るくなった」。その半面、「サバサバしていて、男の子みたいな芯の強さがあった。(がんを発表した)ブログを読んで、ああ、ちえみが覚悟を決めたんだなと思った」と続けた。

互いに結婚して母親になってからも交流は続いた。昨年暮れには、SNSで食事の約束を交わしていた。「『スチュワーデス物語』のみんなは仲がいい。春やすこちゃんや松岡ふたみちゃんと子連れでディズニーランドに行ったりしてた。大阪から子連れで上京して来るちえみとファミリーコンサートに行ったことも」。ドラマでは堀を励まし続けたが「単に『頑張れ』とは言えない。でも、末の娘さんの『かわいそう』という言葉で、病気と闘うことを決めたのだから頑張ってくれると思う。子供にとってお母さんは太陽だから、元気になって」と話した。