24日放送のテレビ朝日系「ポツンと一軒家」(日曜午後7時58分)の関東地区の平均視聴率が、番組最高の16・4%を記録したことが25日、ビデオリサーチ調べで分かった。裏番組の日本テレビ系人気番組「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7時58分)の16・3%(関東地区)を初めて0・1ポイント上回った。

同番組は、日本の人里離れた一軒家に暮らす人々の生活を紹介するABCテレビ制作のバラエティー。特番が好評で、昨年10月からレギュラー化した。

制作サイドなどによると、スタッフがグーグルアースで一軒家をリサーチ。衛星写真だけを手がかりにその家を訪ね、そこに暮らす住人から人生観、暮らしぶりなどを掘り出していく画期的な手法で制作。番組によれば「到達率(番組採用率)は1割程度」だという。スタッフはカメラ、ディレクターら原則3人で1班を組み、6チームが稼働している。山道もあれば、道なき道もある。到達してみないと、人が住んでいるかは分からないため、道中そのものがロケ。採用率1割の過酷ロケで得た映像を、MCの所ジョージ、パネリストの林修氏が紹介していく。

植田貴之プロデューサーは、日刊スポーツのこれまでの取材に「予定調和ではないリアルが視聴者に受け入れられているのかもしれません。そこに住み続けている人たちの話がすごく興味深い。有名人ではない一般の方ですが、その生き方は勉強になる」とコメントしている。