女優広瀬アリス(24)が2日、都内で、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」(八鍬新之介監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

ゲスト声優として出演した広瀬は「やっと初日を迎えられて幸せです」と言い、「初めて映画館で見た映画がドラえもんだったので、ここに立てていることが幸せです」とあいさつした。

この日、同じくゲスト声優で出演した柳楽優弥(28)ロッチ中岡創一(41)サバンナ高橋茂雄(43)に加え、主題歌を担当した平井大(27)八鍬監督(38)脚本を担当した直木賞作家辻村深月氏(39)も登壇した。

同作はシリーズ39作目となる。39にかけて「サンキュー」なことを聞かれた柳楽は、「宣伝で『徹子の部屋』に出られたこと。10代に出たことがありますが、また出られてうれしかった」と話した。

エンディング曲「THE GIFT」を歌う平井は「初日に自分でチケットを買って見に行きました。子どもたちが帰りに『THE GIFT』を口ずさんでいてくれたのがうれしかったです」とほほ笑んだ。

辻村氏は、今回初めて「ドラえもん」シリーズの脚本を手がけた。「ドラえもん のび太の恐竜」が公開された80年生まれだ。「実は今朝、駅から人の流れを見ていました。遅れちゃうとか言いながらも、駅前の大きなポスターで写真を撮ったりしている姿が、自分が小さい時の気持ちと一緒でうれしかった」と話した。また、「原作者の藤子・F・不二雄先生に感謝です。先生がいなければ今も小説家でした。今回ドラえもんに携わり、多くの大人の本気で出来ているのを実感できました」と感謝した。

八鍬監督は「子どもたちは何も考えずに楽しんでもらい、10代の方は1度情報から離れて、自分で想像する大切さを感じてほしい」と願った。