9日に放送された女優山口紗弥加(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」(土曜午後11時40分)の第6話の視聴率が11日、3・3%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)だったことが11日、分かった。前回の4・1%より0・8ポイント、ダウンした。

初回から4・1%、4・7%、3・4%、3・4%、4・1%だった。

山口が演じるのは“最恐主婦”のヒロイン、正義のモンスター・高規範子。ひとつの間違いも犯さず、一切の過ちも許さず、法律のみを唯一の価値基準として生きる。その正義が再会した高校時代の5人のグループ、周囲の人々を翻弄(ほんろう)し、運命を狂わせていく。その恐怖を描く心理サスペンス。

第6話で、理穂・ウィリアムズ(片瀬那奈)のインターナショナルスクールに範子(山口紗弥加)の夫・啓介(堀部圭亮)が訪ねてきて、範子が家に戻っていないことを告げる。理穂は、思い当たることはないとごまかした。

もし、あの日、自分たちが範子を殺したことが発覚したら。西山由美子(美村里江)、今井和樹(桜井ユキ)、石森麗香(田中みな実)とは、自首しないこと、この秘密を誰にも話さないことを誓い合ったが、理穂は疑心暗鬼に駆られていた。同じ頃、由美子たちも範子の幻覚を見るなど次第に精神的に追い込まれていた。

数日後、人気のない倉庫で再び集合した4人。限界寸前まで追いつめられた女たちは、もはや運命にあらがう気力もなかったが、そんな彼女たちの前に意外な人物が現れた。啓介だった。「皆さんにお願いがあります」。彼が口にしたのは、理穂たちが思いもよらない提案だった。