4週連続で視聴率が1ケタに低迷しているNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」について、ドラマ制作部の藤澤浩一部長が7日、「数字を見て一喜一憂するところもあるが、視聴者の声も届いているので、多くの方に見ていただけるよう、現場も頑張っている」と現状を語った。同局の定例会見で語った。

「いだてん」以外にも、ここ数年の大河ドラマ視聴率は低下傾向にある。視聴率がすべてではない時代の大河の作り方や意義について、藤澤部長は「続けていく意義をまさしく模索している。毎年毎年、どういうものを皆さんにお届けしていけば皆さんに見てもらえて、元気が出て、わくわくして、楽しんでいただけるものになるか」と述べた。

低迷する「いだてん」について、上田良一会長は「演出面もチャレンジしていて、新しい形の大河ドラマになっている。正直言って、私も毎週楽しく見させていただいている」とし「視聴者の皆さまのご意見もふまえながら、現場も奮闘している」と話した。