キングコングの西野亮広(38)が、タモリ(73)から授かった金言を明かした。

西野は8日、ブログを更新。活動の軸足をテレビの仕事からほかへ移そうと考え始めた20代中盤を振り返り、「その頃、誰よりも一緒にお酒を呑んでいたのがタモリさんです」「『テレビの世界の外で挑戦したい』という話は、本当に近しいスタッフにしか話していませんでした。しかし、きっとタモリさんには見透かされていて、毎週のように『西野。何してんだ?どうせ暇だろ?呑みに行くぞ』と誘っていただきました」と明かした。

「呑みの席では毎回フザけた話に終始したわけですが、ときどき、本当にときどき、ひどく酔っ払った夜に、真面目な話をしました」と西野。その時にタモリから言われた「西野。時代を追うなよ。時計の針は一周回って、必ずお前のところにやってくるから、その場にいろ」という言葉を鮮明に覚えているという。

その後、西野は絵本作家など幅広い分野で活躍することになったが「たくさんのブームが始まっては終わり、始まっては終わり…その都度都度で、ブームに乗る人達を羨ましく思ったこともありましたが、タモリさんからいただいた言葉を信じて、毎夜ひたすらアトリエに籠り、まるで世間から相手にされていない作品制作に没頭しました。『人事を尽くして天命を待つ』というやつですね。とても長い間、時計の針が自分に回ってくることを信じて、待っていました」と振り返った。