女優竹内結子(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(木曜午後10時)の第10話が14日に放送される。

竹内が演じるのは、鈴木法律事務所・危機管理部リーダーの氷見江。法廷ではなくスキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士で、情報操作のプロ“スピン・ドクター”としてクライアントを窮地から救ってきた天才トラブルシューターだ。だが、氷見自身にトラブルが襲いかかり、鈴木法律事務所を辞めることになる。

鈴木法律事務所の副所長・鈴木太郎を演じるバカリズム(43)は、ドラマのキャラクター監修も務めている。「弁護士役は演じたことがあるんですけど、今回はいわゆる法廷に立つなどの弁護士らしいことをやるわけではないので、そこはあまり意識していない。僕自身はスキャンダル…特に芸能スキャンダルには全く興味がないんです。ドラマで扱っている危機管理専門の弁護士がいるということも知りませんでした。でも、最近は芸能人でなくてもいろいろと取り上げられてしまうので、そういう弁護士も必要になるんだろうとは思います」と話している。

第10話では、「週刊文新」で、氷見(竹内)が5年前、次期首相候補の政界のプリンス吾妻涼介(山本耕史)の秘書時代に行った選挙法違反疑惑の記事が掲載されることになる。それは吾妻、林光蔵総務大臣(山田明郷)らクライアントを守るため、鈴木法律事務所の与田知恵(水川あさみ)が東堂裕子(泉里香)にリークしたものだった。

与田は記事が掲載される「週刊文新」の発売前、藤枝修二(中川大志)とともに吾妻と林を訪ねる。記事内容を伝えた与田は、もう1度氷見をたたくため、公の場を用意して欲しいと頼む。藤枝は出来れば氷見の国会での証人喚問が望ましいと言う。吾妻は、証人喚問は無理だが公聴会や調査会の名目ならと検討すると答えた。

与田たちが帰ると、吾妻と林は、吾妻の義父で党のドン・五十嵐幸夫(小野武彦)に相談。吾妻は調査会を開くことを薦める。調査会の開催決定の知らせに喜ぶ与田を見た藤枝は、敵に回すと怖い人だともらす。 氷見への調査会が開かれる。与田、藤枝が控え、マスコミも招かれたため、東堂もいた。調査会の冒頭、氷見は不正に情報を取得し、事実と異なる印象操作など、選挙法違反行為を行ったかを聞かれるが否認。進行していた林は氷見の選挙法違反を裏付ける証人として、茂呂裕也(佐野岳)を呼び出す。