ばんえい競馬最高峰の、ばんえい記念が24日(日)に行われる。開催する帯広競馬の関係者が14日、長沢幸太騎手(30)と菊池一樹騎手(32)を伴い、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。注目は3連覇が懸かるオレノココロ(牡9)。豪快な差し脚が、今年もさく裂するか。

ライバルとなるフジダイビクトリー(牡11)は今回が引退レース。騎乗する菊池騎手は「11歳のおじいちゃんですが、調子は上がってきているので、花道を飾りたい。本当に乗りやすい馬で、勝手にまっすぐ進んでくれる。自ら腰を入れて障害を上がっていくあたり、さすが1回勝っているだけある」と当レース4、1、4、2着のベテランを信頼する。「早めに仕掛けて、後ろのオレノココロが障害でひざを折るような展開になれば」と勝つイメージを描いた。

長沢騎手は「一緒に歩きながらレースを見られるのが、ばんえい競馬のいいところ。第2障害を上る時の力強さを感じてください」と魅力をアピールした。