女優安藤サクラ(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の15日に放送された第138話の平均視聴率が20・9%、16日放送の第139話が21・0%(ともに関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、100円に設定したヌードルにしなちく、チャーシュー以外の新たな具材を入れたい萬平(長谷川博己)は、開発チームに提案し、検討会を行った。しかし、候補にあがった食材はどれも的外れで「彩りのある華やかな具材」を探すようにげきを飛ばした。その夜、源(西村元貴)と萬平は具材探しで口論となった。福子(安藤サクラ)が仲裁に入り、萬平は「なければ、作ればいい」と話した。その夜、源が資料を調べていると「フリーズドライ」という技術があるのを見つけ、早速いろいろな食材を試しネギやピーマンなどが、お湯をかけて3分でおいしく戻ることをつきとめた。福子もいろいろなカップの型を作って手助けをした。

その頃、幸(小川沙良)と仲良くなっていたレオナルドが、恋人らしき金髪の女性と一緒に腕を組んで歩いていたのを喫茶店のマスターが目撃し、福子と鈴(松坂慶子)に話した。幸がご飯も食べずに元気がないことが気になり、福子が問いただすと「レオナルドが好きだったの。でもアメリカに帰って結婚するんやて。あほみたい。勝手に好きになって、勝手にフラれて」と失恋したことを話し涙を流した、という内容だった。