高畑充希(27)主演のTBS系連続ドラマ「メゾン・ド・ポリス」(金曜午後10時)の最終話が15日に放送され、平均視聴率が10・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。

第1話から12・7%、12・4%、10・7%、10・2%、9・6%、9・9%、8・3%、9・1%、9・4%だった。

同ドラマは、新人女性刑事と元すご腕の刑事だったおじさんたちが次々と難事件を解決する、作家・加藤実秋氏の警察小説「メゾン・ド・ポリス」シリーズが原作。主人公の新人刑事・牧野ひより(高畑充希)が退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、ワケありの“おじさま”に振り回されながら事件を解決していく一話完結の刑事ドラマ。あくの強い“おじさま”は西島秀俊(47)小日向文世(64)野口五郎(62)角野卓造(70)近藤正臣(76)ら実力派が集結した。

最終話の内容は、高遠建設常務の野間(佐野史郎)の周到な策略で、ひより(高畑充希)とおじさまたちはバラバラにされてしまった。誰もいないメゾンでひよりは失意に暮れる。すると、そこに伊達(近藤正臣)が帰ってきた。ひよりはこのピンチの原因は自分の判断ミスだと嘆くが、伊達は年をとると諦めが悪くなると語り捜査続行を示唆。そこに娘の名を出されて脅迫されていたはずの高平(小日向文世)も戻ってきた。高平も全く諦めていない。2人のやる気に接し、ひよりは野間と対峙(たいじ)する気力を取り戻す。

そのころ、逃亡中の夏目(西島秀俊)は野間の実動部隊を率いる大黒(中野英雄)に接触。迫田も新木(戸田昌宏)と原田(木村了)を留置場に呼び出し署内の裏切り者捜しを頼むなど、それぞれの持ち場でやれることを進めていく。しかし厳重に保管していた証拠のデータが消えるなど、野間の魔の手は署内にもまん延している。誰が味方で誰が敵なのか。ひよりたちは圧倒的に不利な状況から野間を追い詰めることができるのか。