4人組バンド、スターダスト☆レビューが17日、東京・中野サンプラザで、全国ツアーの東京公演2日目を終えた。

昨年6月発売のアルバム「還暦少年」を引っ提げて、昨年10月から今年にかけて全国で約80公演を予定。リーダーでギター&ボーカルの根本要(61)が、アルバム発売直前に脳梗塞を発症して緊急入院したが、完全復活をはたしている。

この日、根本のトークは、いつもながらの“絶口調”。「81年にデビューをして、これまでに39枚のアルバムを発売。結構な枚数なんですよ。でも全部を足しても、安室奈美恵の1枚にも勝てない」「気になっている人もいると思います。アルバムのタイトル『還暦少年』が、スキマスイッチのヒット曲『全力少年』と似ている。でも、ちゃんと付け届けをしてあるから大丈夫です」。

会場を埋める約2200人も、根本と同様、“アラ還”世代が多い。「20代でできたことができなくなる。でも、50代や60代だから分かることもある。高野豆腐のおいしさなんて若いころには分からなかったでしょ」と話して大きな拍手を受けていた。

この日はヒット曲「木蘭の涙」「夢伝説」のほか、「還暦少年」収録の「ジグソーパズル」「路傍の歌」など24曲を3時間以上かけて熱唱した。デビュー38周年を迎えたが、ライブバンドとしての根強い人気は健在だ。