タレント上田まりえ(32)が、19日、都内で、文化放送定例社長会見にゲストとして出席した。4月1日スタートの新情報番組「なな→きゅう」(月~金曜、午前7時)の月~木曜のパーソナリティーを務める。

上田はレギュラー出演していたTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)を、体調不良を理由に2月18日から出演を取りやめ、そのまま降板が決定した。所属事務所も3月末で辞める。体調不良が明らかになってから上田が報道陣の前で語るのは初めて。

上田は番組起用にあたって「ドッキリかと思った。文化放送でカメラを探した。夢のような話。子供の頃からラジオを聴いて育ってきた。ラジオパーソナリティーの上田と言ってもらえるように頑張りたい」とあいさつした。

また、体調には「とっても元気です。ちょっと休んでいましたが、医師と事務所の判断で『5時に夢中!』については体調維持が困難として休養しました。個人的には悔しくて出たい気持ち。出たくても出られないもどかしさも」と語った。

もどかしさ、悔しさについては「見ていただいた方に何も説明ができていない。何かの形できちんとあいさつしたい。番組は大好きで、出演者の方も大好き。きちんとあいさつしたい」と続けた。

そこで、体調不良の具体的な状況も説明。「医師の診断では自律神経障害。『5時に夢中!』のスタジオに入る瞬間だけ右手が震える症状が出てしまいます。かなり激しい動き。テレビ画面を通して見ていただける状態ではありませんでしたのでやむなく。私としては話はできるのに。なぜこうなったのか悔しい」と語った。症状が出る原因に「下ネタも大好物。番組が嫌になったとか全くない。出演者も大好き」とし、番組が原因ではないとした。

また、事務所を3月末で辞めることには「いろんなことをやりたくて昨年2月に個人事務所を作っていました。スポーツの裏方の仕事をしたいと思っています。1年かけて話し合ってきたこと。円満退社ということを強調したい」と笑った。最後に文化放送の新番組には「皆さんの生活の一部、歯磨きのような番組になればいい」と語った。

会見には金曜のパーソナリティー鈴木あきえも出席した。「皆さんのポジティブスイッチを押せる番組にしたい。心をスッピンにしてやりたい」と抱負を語った。

上口宏社長は「朝の7時から9時。一番、注目し、力を入れるゾーン」と紹介。「体調を整え存分にリスナーとキャッチボールを楽しんでほしい。全力でバックアップする」と語った。