シンガー・ソングライターの岸洋佑(25)が東北総局を訪れ、4月1日リリースの新曲「Door」をPRした。岸いわく「新社会人へ向けた応援ソングを意識して作りました」という楽曲は、フレッシュマンの背中をそっと押してくれる、心に染みる言葉にあふれている。

17日に仙台市でミニライブを開いたが「東北に来ると特別な思いが込み上げる」と、真剣な表情に。11年の東日本大震災時は、17歳の岸はすでに芸能活動をしていた。「芸能人は、人に夢や希望を与えるのが仕事だと思う。だけど、あのときのボクは何もできなかった」と振り返る。

悔しさを糧に歌い続け、昨年12月にようやくメジャーデビューを果たした。途中、俳優として「戦隊モノ」で活躍し、それがきっかけでアメトーーク(テレビ朝日系)に戦隊の役で出演したこともある。今は歌手に軸足を置き「ライブのとき以外は、歌ばかり作っています」と、のめり込んでいる。サザンオールスターズ桑田佳祐(63)を尊敬する25歳は、「500万人の5分間を彩ることができるような、大衆に届けられる楽曲をつくりたい」と、夢を追いかける。