EXILEのTAKAHIRO(34)、GLAYのHISASHI(47)らのロックバンド、ACE OF SPADES(エース・オブ・スペーズ)が23日、北海道・Zepp札幌で初の全国ツアー千秋楽公演を行った。

12年に結成後、8年越しとなった初ツアーは、夢の共演で締めくくった。アンコールにゲストで登場したのは、GLAYのTERU(47)とTAKURO(47)。2000人のファンが大歓声で迎え、05年誕生の限定ユニット「GLAY×EXILE」で発表した「SCREAM」、さらにGLAY「グロリアス」、EXILE「Rising Sun」をこの日限りのコラボで披露して沸かせた。

TAKAHIROは、デビュー前からGLAYの大ファン。妹とライブに通い、カラオケでもよく歌っていたという。憧れの共演に「こんなに夢がかなうことあるの? というくらいうれしい」と笑顔を見せつつ「いつかまたGLAY×EXILEで一緒に音を奏でてみたいです」。

TAKAHIROは、2月までEXILEとして3年ぶりの全国ドームツアーを完走したあと、同26日から今回の全国5都市7公演のライブハウスツアーを行った。「裸一貫、勝負する感じ。EXILEとはまた違うステージの楽しさを感じられました」。「声がかれるまでかっ飛ばしていくぜ!」とシャウトするなど、まさにロッカーだった。HISASHIも「日々たくましく成長していて、こちらの狙い通りですね」と目を細めた。【大友陽平】

◆ACE OF SPADES(エース・オブ・スペーズ) 05年のユニット「GLAY×EXILE」をきっかけに誕生したバンドプロジェクト。ボーカルはTAKAHIRO、ギターはHISASHI、ベースは元RIZEのTOKIE(53)、ドラムはザ・マッド・カプセル・マーケッツのMOTOKATSU(50)による4人組。12年にシングル「WILD TRIBE」でデビューし、不定期に活動している。