「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」などで知られる矢口史靖監督(51)の新作ミュージカル映画「ダンスウィズミー」(8月16日公開)が完成し、5日に都内で関係者向け試写と矢口監督への質疑応答が行われた。

三吉彩花(22)が演じる主人公が催眠術にかかって、音楽を聞くと歌って躍らずにはいられなくなってしまう-という物語。矢口監督は「普段ミュージカルを敬遠している人こそ楽しめる」と、登場人物が急に歌い出すという設定に必然性を持たせたとした。

三吉は約500人のオーディションから選ばれた。広いカラオケルームで歌とダンスを審査したそうで、矢口監督は「歌えて踊れて見栄えもある。よく見つかったと思いました」と、三吉について話した。

催眠術師役の宝田明(84)が、55年ぶりにスクリーンで歌い、踊っているのも見どころ。ほかにやしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシが出演している。昨年夏に、東京、新潟、函館などでオールロケで撮影された。