天海祐希(51)主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)の11日初回の平均視聴率が15・2%だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

14年1月期、17年4月期に放送された人気シリーズの第3弾。天海演じるたたき上げの取調官、真壁有希子と取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーが、凶悪犯と心理戦を繰り広げるさまを描く。共演は田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、塚地武雅、小日向文世。

第1話のゲストは浅野温子、市川由衣、淵上泰史、吉川愛、篠井英介。取調室の完全可視化を前に、警視庁では各署の幹部を集め被疑者への接し方を穏やかにするよう指導が行われていた。幹部らが見学する中、キントリの真壁有希子は反省が見られない被疑者を激しく一喝。刑事部参事官の菊池玲子(浅野)から新任の教育係に専念するよう命じられる。

その矢先、傷害致死、死体遺棄事件で懲役12年の判決が確定し、護送中だった受刑者、野本雄太(淵上)が逃走する。主婦の藤沢さおり(市川)を人質に民家に立てこもり、なぜか交渉係に玲子を指名する。たった1人で家に侵入した玲子は野本に発砲し、死なせてしまうのだった。

キントリは事件の経緯を記録するため、玲子の取り調べを開始。玲子は終始落ち着いて応じ、殺害時の状況に関する証言もさおりのものと一致していた。職務執行法に抵触する点はないと思われたが、キントリメンバーは玲子が交渉人に指名された理由や、発砲までの時間の短さがどうしても気になるのだった。