元妻アンバー・ハード(32)のDV告発に対し、ジョニー・デップ(55)が5000万ドル(約55億円)の損害賠償を求める名誉毀損訴訟を起こし、注目が集まる中で、2人が結婚1カ月目にして問題を抱えていたことをうかがわせる写真が浮上した。

ニューヨーク・ポスト紙は、ハードがデップの訴訟に反論するため、裁判所に提出した証拠写真を公開。その中には、デップが自分の破壊行為で切った指から出た血液で、鏡に文字を書いた生々しい写真が含まれている。

また、激怒したデップが大暴れし、ハードのウォークイン・クローゼットを目茶苦茶に破壊した後の写真もある。ハードのハンガーラックは床に倒され、高価なドレスがハンガーから引き剥がされている様子が写っている。

ハードによると、デップは結婚当初から共演俳優とのラブシーンに嫉妬し、ハードの髪の毛を引っ張り、家中ひきずり回すなどの暴力行為に及んでいたという。この時のデップを、「モンスターと呼んでいた」とも証言している。

デップはハードに対するDVを全面否定しているが、内部関係者はポスト紙に、「ジョニーのアンバーに対する暴力は、彼女への嫉妬と偏執的な支配に根ざしていた」と話している。(ニューヨーク=鹿目直子)