アグネス・チャン(63)が14日、都内で著書「未知に勝つ子育て AI時代への準備」(小学館)発売記念イベントを開催した。

3人の息子をスタンフォード大に送り出した経験から、AI時代を生き抜く子育て論をまとめた。

同大の教育学博士号を持つアグネスは「時代がどう変わるか分からないから、若い親は不安を抱えている。自立した大人に育てられるか不安になっているので、そのためのヒントをあげたい」と出版のきっかけを語った。

仕事が取って代わられる不安や支配される恐怖など、AIにマイナス感情を抱く人も少なくないが、アグネスは「AIを越える頭脳を作ることが大切で、家庭の中で未来にふさわしい教育をしないといけない」と力説した。また「今までのしきたりを守る世の中よりは、ルールを破っていく世の中にしたい」といい、「楽しく生きられるかは親次第。できたら息子にも嫁にも読ませたい」とほほ笑んだ。

自身もルールに縛られない子育てをしたといい「(息子たちを)国際的な大学に入れたり、長男を(仕事場に)子連れしたり。賭けだったけど、子供にとってどういいか考えて育てたので、大丈夫だったかなと思っています」。まもなく終わる平成を「子育ての時期でした。とても楽しかった」と笑顔で振り返った。