歌手水樹奈々(39)が15日、都内で愛媛県の振興イベント「えひめさんさん物語」制作発表会に出席した。

水樹の出身地、新居浜市を含む東予東部圏域の観光コンテンツ強化プロジェクト。水樹は愛媛在住の幼少時の写真を披露した。七五三の写真は「昔は人見知りで、カメラを向けられると真一文字に口をしている」と苦笑いしたが、カラオケ大会の写真では「すごく内気でシャイなタイプです。でもマイクを握ると人が変わると言われていました。いろんなところに参加させていただいてまして」と笑った。市民文化センターで渡辺はま子「桑港のチャイナ街(シスコのチャイナタウン)」を母お手製のチャイナ服で歌ったという。

水樹にとって地元愛媛は「原点に立ち返れる場所」でもある。「壁に当たったり悩んだりすることもあるんですけど、地元に帰ると歌が大好きで、みんなの笑顔がみたくて頑張っていたということがよみがえってきて」と話し、「地元のみなさん優しくて、すれ違う道すがら『応援しているよ奈々ちゃん』とか、私の本名で『近藤さん』と読んでくれる人とかもいる」と地元愛を語った。

伊予観光大使など、愛媛のイベントに多く参加してきたが、今回はまさに出身地に日の当たるプロジェクト。水樹は「東予地区がついにスポットを当てていただける日がきたかと思いました」と笑顔を見せ、「この大型連休を使って、どこに行こうかなと悩んでいる方、ぜひ愛媛に。私もこの期間中にぜひ足を運びたい」とPRした。中村時広愛媛県知事も出席した。