宝塚歌劇団月組の2番手スター美弥(みや)るりかが15日、兵庫・宝塚大劇場で、退団公演「夢現無双-吉川英治原作『宮本武蔵』より-」「クルンテープ 天使の都」千秋楽を迎え、男役17年を過ごした本拠地に別れを告げた。

本公演終演後、トップ以外では異例のサヨナラショーも開催。目に涙をためながらも、約20分のショーを“完走”した。大階段は正装のはかま姿で下り「皆様との素晴らしい出会いに心から感謝」「恋をし続けた宝塚大劇場とのお別れの時、この瞬間を胸に刻み、勇気を出して、新しい人生に1歩、歩んでまいりたい」と、満席の客席に向かい、あいさつした。

東京宝塚劇場は5月3日~6月9日。東京公演千秋楽をもって退団する。