女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の16日に放送された第14回の平均視聴率が23・4%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は第9回の23・1%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、子牛を救い夕方の乳搾りの仕事を免除されたなつは、学校の帰りに山田天陽(吉沢亮)の家に立ち寄った。そこで絵を教わりたいなつは、天陽とお互いの姿をスケッチし合った。その時、天陽は農協から乳牛1頭を借り、家で飼い始めたことを打ち明けた。うれしくなったなつは、家に帰り泰樹に報告すると、それまでの笑顔が一変険しくなり、「その牛の面倒を見ることは許さん」と告げられた。長男の照男(清原翔)から剛男が働く農協と泰樹がうまくいっていないことを打ち明けられた。