女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の17日に放送された第15回の平均視聴率が23・6%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は前日第14回の23・4%だった。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、農協が農家に牛を貸すことについて、泰樹は剛男に「農協が牛耳ることは良くない」と反対する。裏には農協が牛乳を一手に引き取ろうという計画もあった。剛男は、なつに協力を呼び掛ける。剛男は「天陽君も幸せになる」となつに泰樹の説得を頼み込む。だが、泰樹は「ほかの牛乳と一緒にされたくない」と姿勢を変えない。なつは悩む。