日本テレビ系連続ドラマ「白衣の戦士!」の24日放送の第3話の平均視聴率が9・3%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は10・3%で第2話は9・3%。第2話から横ばいだった。

中条あやみと水川あさみのダブル主演。四季総合病院・外科病棟を舞台に、中条演じる明るく自由奔放な元ヤン新米ナースの立花はるかと、水川演じる婚活中のベテランナース三原夏美が仕事や恋に奮闘していく。

はるかがライバル視する同期看護師の斎藤光役はジャニーズWEST小瀧望、看護師長の本城昭之役は沢村一樹、外科医の柳楽圭一郎役は安田顕。ナースは村上真由役を片瀬那奈、小野貴子役を鈴木紗理奈、藤井雪乃役を小松彩夏、岩崎絵里奈役を山崎萌香が演じる。

第3話では、はるかが初めて夜勤を担当する。柳楽は「病院は夜になると不思議なことが起こる。真夜中に誰もいない部屋からナースコールが鳴る」などと言い残して去る。

すると誰も入院していない313号室からナースコールが。真っ暗な部屋で誰かに手をつかまれたはるかは、絶叫し齋藤に抱きつく。しかしそこにいたのは部屋を間違えた木村、という隣室の患者だった。

その後、はるかは悪性腫瘍の疑いで入院してきた中村加奈(財前直見)を担当。加奈は細かい小言が多く、はるかは音をあげ、夏美にお手本を求める。夏美は加奈の注文に応えるが、「結婚退職をあきらめた」という一言にキレてしまう。

柳楽は、加奈が前の病院で同僚だったナースだと明かす。加奈は膵臓(すいぞう)がんが進行していることが判明。切除手術は難しく、余命2、3カ月と告げられる。

身よりのないはずの加奈だったが、柳楽は「息子がいたはず」という。はるかは終末期患者の担当経験からとまどう。ダメ出しをしていた加奈も、だんだん弱気に。はるかは泣くのをこらえるのに必死だが、夏美や柳楽は笑顔で加奈に接する。

本城に悩みを打ち明けるはるか。だが本城に「できることはある」と励まされ、はるかは加奈を散歩に連れ出す。加奈ははるかにダメ出しもしつつ「息子にそっくり」と一言。息子はいちご農家をやるため、3年前に家を出て行ったという。はるかは柳楽の記憶を頼りに、息子の太一(白洲迅)を捜し出す。

太一は見舞いに来て、加奈にいちごを食べさせようとするが、加奈はすでに取り寄せて食べていた。加奈は再びいちごを食べ「今年のはもっとおいしい」と一言。はるかと夏美も、一緒にいちごを食べる。

数日後、加奈は多臓器不全で亡くなる。「何も出来なかった」と泣くはるかだったが、夏美は「悲しくないわけない。泣いていいのはここだけ。他の患者さんやご家族に涙を見せてはダメ」と諭す、という内容だった。