元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏(72)が、テレビ朝日の元アナウンサーで政治部記者の村上祐子氏(40)が一部週刊誌でNHK記者との不倫が報じられ、進行役を務める討論番組「朝まで生テレビ!」への出演が見合わせとなったことを受け、「なぜこんな不寛容社会になってしまったのか」と憂えた。

村上氏の問題に、国際政治学者の三浦瑠麗氏は23日、ツイッターで「そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。新しいパートナーと再スタートを切り子供をつくることさえ、離婚しにくい日本では難しい。これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビから下ろすべきではない」と私見を述べた。

猪瀬氏は24日のツイッターで「三浦瑠麗さんの言う通りです」と賛同。「なぜこんな不寛容社会になってしまったのか。これでは『令和』の行く末を案じるばかりだ」とした。

また、映画監督の岩井俊二氏も「離婚調停の長期化による膠着(こうちゃく)状態。同じケースが知り合いにもいて、その不条理な状況に長い期間苦しんでおられました。苦しむ人には寛容な社会であってほしい」とツイートした。