女優広末涼子のものまねなどで知られた元タレント「おかもとまり」こと岡本麻里さんが、精神科に入院した経験を明かした。

岡本さんは精神科医のユーチューバーSidow氏の動画に出演。芸能活動を始めた19歳から23歳までの期間を「精神的に悩んでいた時期。ちゃんとしていた恋愛のことでも売名とか言われたり、仕事は仕事で、意図していないところで炎上とかする。真面目にしてても損をするし、ちょっと大げさに言っても損をすると思って、生きる道はないなと悩んでいた」と振り返った。

タレントとして「みんなに好かれたかった」との思いから、本音を言えず、抱え込んでいたという。そんな時、訪れた北海道の居酒屋でおかみから「何かあったらここで働けばいいじゃない」と声を掛けられたことで「生きる道は1つじゃない」と思い至り、気持ちが楽になったと語った。

25歳だった2015年4月に、かねて交際中だった音楽プロデューサーのnaoとの結婚および妊娠を発表し、同年8月に第1子となる男児を出産。母となり順風満帆に見えたが、27歳からの2年間は、悩みから食欲がなくなり体重が激減し、嘔吐(おうと)を繰り返すなど不調に悩まされていたという。芸能活動を約3カ月間休止し、精神科に入院していたと明かした。

その後、どん底から立ち直った著名人などの経験から学び「失敗をネタにすることを覚えた」と前向きに受け止めることができるようになったという。退院の1カ月後には、自身の経験をもとにしたセミナーを開催するなど、芸能界引退後も、母として実業家としてたくましく活動している様子をうかがわせた。