俳優東出昌大(31)が25日、都内で、初主演ドラマWOWOW「連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~」(5月12日放送開始、日曜午後10時)完成披露イベントに出席した。

同作は作家薬丸岳氏によるミステリー「悪党」の映像化作品。幼少期に犯罪被害者となった主人公が、自らの過去と忘れられない犯罪のその後と向き合う姿を描いている。この日、松重豊(56)新川優愛(25)青柳翔(34)瀬々敬久監督(58)も登壇した。

東出は「常に重かった」と撮影を振り返り、「このドラマ、やばいですよ」と語った。役者になって8年。今回が初主演ドラマ。「今までどんな高い山に挑戦しているか分からなかった。瀬々監督とは2回目で、『これは6000m級の高い山だ』となって、心構えが必要でした」といい、「共演者のみなさんがちょっとづつ下から支えてくれたので、登り切ることができました」と語った。

その共演者についても、「瀬々(敬久)監督の演出のもと伸び伸びやっていたけど、一癖二癖ある人ばかりで、演技も一筋縄ではいかなかったです。でも、それに力をもらった」と明かした。

シリアスな作品だが、松重の存在が癒やしになった。「松重さんが差し入れを食べて『うまいな』ってつぶやくと、あの番組を思い出しました」とほほ笑んだ。松重主演のテレビ東京系人気ドラマ「孤独のグルメ」を生で体験できた喜びを口にした。