新元号「令和」にちなみ、漫才コンビ「プリマ旦那」が改元日の1日、コンビ名を「令和喜多みな実」に改め、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「襲名披露公演」を行った。

ともに大阪出身の河野良祐(32)野村尚平(31)によるコンビは、NSC(吉本総合芸能学院)大阪30期生で、08年2月にコンビ結成。09年のM-1グランプリでは準決勝まで進み、話芸、コントともに、器用にこなす実力派だ。

公演の冒頭では「口上」が行われ、本人たちとともに、1年先輩の双子お笑いコンビ「吉田たち」、先輩のお笑いコンビ、アキナが紋付きはかま姿で登場した。アキナの秋山賢太(35)はデビュー当時の野村について「すごい子が現れたと思った。漫才に対しては真っすぐ。先輩に刺激を与えてくれる存在」とホメた。続けて河野のカラオケのエピソードを暴露した。「あれは許せないぞ~。先輩が歌っているのに女の子とベロチューしていた」。

アキナの山名文和(38)は「2人ともものすごい才能の持ち主。コンビ名の改名はなかなかできない。迷って走っていると思われかもしれないが、明るい方に向かって走っている」と話した。

2人は改元とともに心機一転、より漫才に向き合いたいと改名を検討していた。大阪のキタ(梅田)、ミナミ(難波)で培った笑いを全国の北から南に届ける思いを「喜多」「みな実」の名に込めた。